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期間工に派遣会社経由で応募するデメリットとは?【失敗しない応募方法が分かる】

12月 30, 2020

期間工に派遣会社経由で応募するデメリットとは?【失敗しない応募方法が分かる】

派遣会社経由で期間工に応募しようか悩んでるんだけど、派遣会社経由で応募するデメリットってあるの?

上記の疑問にお答えします。

期間工の求人は、直接メーカーが募集しているケースと派遣会社が募集しているケースがあります。派遣会社経由での応募だと入社祝金などの条件も良いため、派遣会社から期間工に応募しようか迷っている方もいるのではないでしょうか。

とはいえ、「派遣会社経由で期間工に応募するデメリットはないの?」と不安に思う方も多いはず。期間工として働くなら、失敗したり損したりはしたくないですよね。

そこでこの記事では、元期間工の僕が派遣会社経由で期間工に応募するデメリット、メリットなどを紹介します。

元々僕も派遣会社経由で応募したので、よりリアルな情報をお届けできるかと思います。失敗しない応募方法を知りたい方は、ぜひご一読ください。

期間工に応募する方法は「直接応募」と「派遣会社経由」の2通り

期間工に応募する方法は「直接応募」と「派遣会社経由」の2通り

期間工に応募する方法は、期間工を募集しているメーカーに直接応募する、もしくは派遣会社経由で応募するという2通りの方法があります。

それぞれの大きな違いは、入社したあとの雇用形態です。以下の図のように、あなたと雇用契約を結ぶ相手が応募方法によって異なります。

直接応募した場合は直接雇用になる

期間工に直接応募した際の雇用形態の図

派遣会社経由で応募すると雇用形態を結ぶのは派遣会社

期間工に派遣会社経由で応募した際の雇用形態の図

上記のとおり、派遣会社経由で期間工に応募すると雇用契約を結ぶ相手は派遣会社です。

また、派遣会社経由で仕事をする場合は、日給ではなく時給で働くことになります。

たとえば、直接応募する場合は日給1万円だけど、派遣会社を経由して働く場合は時給1,450円で働く、といったイメージですね。

時給は派遣会社によっても様々ですが、基本的には直接雇用よりも稼げる金額が高いことがほとんどです。

ちなみに、求人によっては派遣会社経由で応募しても直接雇用となる場合もあります。その際の給与の待遇は、直接雇用の期間工と同じ日給で働くことになります。

期間工に派遣会社経由で応募する4つのデメリット

期間工に派遣会社経由で応募する4つのデメリット

期間工に派遣会社経由で応募するデメリットはいくつかありますが、なかでも重要なデメリットが次の4つです。

期間工に派遣会社経由で応募するデメリット

  1. 派遣会社に登録する手間がかかる
  2. 契約を更新せずに退職すると満了金がもらえない場合がある
  3. 派遣会社によっては寮費の一部を負担しなければならない
  4. 求人によってはもらえる満了金が少ないことも

それぞれのデメリットについて、以下で詳しく見ていきましょう。

①派遣会社に登録する手間がかかる

派遣会社経由で期間工の求人に応募する場合は、直接メーカーに応募するよりも若干手間がかかります。

なぜなら、求人に応募するためには派遣会社に登録する必要があるためです。ちなみに、それぞれの応募の手順はこんな感じ。

期間工に直接応募する場合の流れ

  1. 求人に応募する
  2. メーカーの選考会で面接を受ける
  3. 合否の連絡

派遣会社経由で応募する場合の流れ

  1. 求人に応募する
  2. 派遣会社の登録会に参加する
  3. メーカーの選考会で面接を受ける
  4. 合否の連絡

上記のとおり、派遣会社経由で応募する際は、まず派遣会社の登録会(簡単な面接のようなもの)に参加しなければいけません。

登録自体は1時間前後で終わりますが、直接応募するよりもひと手間かかることは事実です。

②契約を更新せずに退職すると満了金がもらえない場合がある

期間工は、大半の場合3ヶ月〜6ヶ月ほどの契約期間が設けられています。この契約期間を更新しながら、最長で2年11ヶ月働くことが可能です。

もちろん、「短期で働きたい」という場合は、契約期間を更新せずに辞めることもできます。ただし、派遣会社経由で働く場合は、契約期間を更新しないで退職すると満了金がもらえない場合があるので注意してください。

満了金とは、期間工がもらえるボーナスのようなものです。

3ヶ月〜6ヶ月の契約期間ごとに数十万円単位の満了金が支給されます。

そのため、「短期で働く」という前提で派遣会社経由で期間工に応募するなら、契約期間を更新せずに退職したときの満了金の支給について、派遣会社に確認しておきましょう。

③派遣会社によっては寮費の一部を負担しなければならない

期間工として働く場合、会社が用意している寮に住むことになります。大半の場合、寮費や光熱費は無料なので自分の生活費をガクッと下げることが可能です。

しかし、派遣会社によっては、あなたが寮費を一部負担しなければいけないケースがあるので注意してください。

負担する金額は1万円〜2万円と少額であることがほとんどですが、それでも負担になることには変わりありません。

ですから、派遣会社経由で期間工に応募する際は、寮費は無料なのかどうか、負担するのならいくらかかるのか、派遣の担当者に詳しく聞いておきましょう。

④求人によってはもらえる満了金が少ないことも

派遣会社の求人によっては、本来よりももらえる満了金が少なくなっている場合があります。

たとえば、以下は自動車メーカーのいすゞの満了金ですが、直接応募した場合と派遣会社経由で応募した場合とでは、満了金にも差が出ていることが分かりますね。

いすゞの満了金の違い

  • 直接応募した場合:3ヶ月ごとに21万円
  • 派遣会社経由で応募した場合:3ヶ月ごとに12万円

まあ、あくまで「求人によって異なる」という話なので、満了金に違いがない場合もありますし、そもそも派遣で働く場合は直接雇用の期間工よりも日給が高いので損はしません。

ただ、このように求人によっては満了金が少なくなる場合がある、ということだけは覚えておきましょう。

期間工に派遣会社経由で応募するメリット

期間工に派遣会社経由で応募するメリット

期間工に派遣会社経由で応募するデメリットは様々ありますが、その分メリットも豊富です。

期間工に派遣会社経由で応募するメリット

  • 高額な入社祝金をもらえる
  • 求人によっては前払い制度を利用できる
  • 寮の様子や仕事内容を事前に聞いてから応募できる
  • ほかの期間工求人も紹介してもらえる

高額な入社祝金をもらえる

派遣会社経由で期間工に応募すると、高額な入社祝金がもらえます。

入社祝金の金額は求人によって異なりますが、20万円〜50万円と超高額なことがほとんどです。

というのも、派遣会社はメーカーに人材を紹介することで利益を得ている会社です。

定期的に人材を確保できないと困るので、たくさんの人に応募してもらうために、高額な入社祝金をキャンペーンとして用意しているんですね。

入社するだけで数十万円もらえるなら、そりゃあ応募しますよね…。これは派遣会社経由ならではの大きなメリットだといえるでしょう。

求人によっては前払い制度を利用できる

求人によっては、給料の前払い制度を利用することもできます。

そのため、「期間工を始めたいけれど、給料日までの食費や生活費がない…」という方でも始めやすいです。

実際、僕も期間工を始める際は1ヶ月分の食費もないほどに貧乏だったのですが、前払い制度を活用しつつ、なんとか給料日まで凌ぐことができました。

ただし、「給料の前払いは〇〇円まで」といった条件があることも多いので、その辺のことは派遣会社の担当者によく聞いておきましょう。

寮の様子や仕事内容を事前に聞いてから応募できる

派遣会社から期間工に応募する際は、仕事内容や寮の様子について、派遣会社に登録する際に担当者に聞くことができます。

期間工についてネットで情報収集している方も多いかと思いますが、なかには「ネットで調べてもよく分からない…」みたいな部分もありますよね。

しかし、派遣会社経由なら疑問な点や不安な点を聞いたうえで期間工に応募するかどうかを決められるので安心です。

ほかの期間工求人も紹介してもらえる

派遣会社経由で応募する際は、ほかの期間工求人を紹介してもらうことが可能です。

たとえば、「トヨタに応募したいけれど、日産も気になってるんだよね」みたいなときは、それぞれの求人を紹介してもらい、仕事内容なども聞きつつ、しっかり比較したうえで自分が納得したメーカーに応募することができます。

直接応募する場合は、応募するメーカーを比較するのもネットの情報などしか頼りにできませんが、派遣会社経由だとリアルな情報を担当者から聞けるので安心。

いざ入社してから「思ってたのと全然違う…こんなはずじゃなかった」という事態を避けることができますよ。

【結論】失敗したくないなら派遣会社経由の応募が無難

【結論】失敗したくないなら派遣会社経由の応募が無難

ここまで派遣会社経由で期間工に応募するメリット、デメリットを紹介しましたが、失敗したくないなら派遣会社経由での応募が無難です。

なぜなら、疑問点や不安な部分を解消したうえで応募できるからですね。

そもそも期間工を始めること自体、多くの人にとっては人生の一大イベントになるはずです。

知らない土地で、新しい環境で仕事をすることになるわけですから、たくさんの不安や疑問を抱えるのは当然ですよね。

しかし、直接応募すると、不安な点や疑問な点はネットなどを活用して自力で解消しなければいけません。

ただ、ネットの情報全てが正しいわけではないですし、欲しい情報が見つからないこともあるでしょう。そのため、モヤモヤしながら不安を抱えつつ期間工を始めることになります。

一方、派遣会社経由なら、その不安や疑問は担当者に事前に相談できますし、仕事内容や職場の環境などを教えてもらってから、一度家に帰って検討することもできます。

つまり、不安を取り除いた状態で期間工に応募することができるのです。ですから、失敗したくないなら派遣会社経由での応募が無難だといえるでしょう。

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どちらの応募方法でも総支給額に大きな違いはない

ちなみに、期間工に直接応募するのと派遣会社経由で応募する際、実際に働いてもらえる総支給額に大きな違いはありません。

具体例として、いすゞで3ヶ月勤務した際の総支給額を比較してみました。

いすゞで働いた際の3ヶ月分の給料比較(※)

  派遣社員 直接雇用の期間工
日給

11,600円
(時給1,450円)

10,000円
入社祝金
(赴任手当)
17万円 15万円
満了金 12万円 21万円
総支給額
(3ヶ月分)
102万800円 99万円

(※)残業&夜勤なし、1ヶ月で21日勤務した場合

上記はあくまでいすゞの場合なので、求人の条件によっても総支給額は異なります。

とはいえ、派遣会社経由で応募すると入社祝金がもらえる&元々の日給が高いので、直接雇用よりも得orそんなに変わらないことがほとんどです。

また、求人によっては派遣会社経由でも雇用形態が直接雇用となるケースもあります。その場合、入社祝金をもらえる分派遣会社経由のほうがお得です。

いずれにせよ、「派遣会社経由だと大損する」といったことはありません。むしろ得するケースが多いので、期間工に応募するなら派遣会社経由がおすすめです。

派遣会社経由で期間工に応募する際の面接の流れ

派遣会社経由で期間工に応募する際の面接の流れ

派遣会社経由で期間工に応募する際は、まず派遣会社に登録するために面接を受けることになります。面接の流れについては、以下のとおりです。

派遣会社の面接の流れ

  1. 必要な持ち物を持参して面接会場へ
  2. 着いたら履歴書・身分証明書を提出
  3. 就業先の希望をヒアリングされる
  4. 適性検査を受ける
  5. 求人内容の説明を受ける
  6. 面接終了
  7. メーカーの選考会へ(ない場合もある)

細かい点は派遣会社によっても異なりますが、大半の場合は上記の流れに沿って面接を受けることになるはずです。

また、上記の「5.求人内容の説明を受ける」際には、仕事内容や寮の環境などについて詳しく質問することができます。不明点や疑問点は、この段階で解消しておきましょう。

なお、面接の詳しい流れについては以下の記事で紹介しています。日総工産で面接を受けたときの記事ですが、どの派遣会社でも流れ的には同じなので参考になるかと思います。

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派遣会社経由で期間工に応募するなら大手を選ぼう

実際に派遣会社経由で期間工に応募するなら、大手の派遣会社を選ぶようにしましょう。

なぜなら、中小の派遣会社だと条件があまりよくないことがあるためです。少なくとも大手より条件がいい、ということはまずありません。

そのため、失敗しないためにも大手の派遣会社の求人に応募するのが無難です。

ちなみに、期間工求人を中心に扱っている大手派遣会社はいくつかありますが、なかでも定番ともいえるのが下記の2社です。

派遣会社求人サイト
日総工産工場系シゴト情報求人サイト「工場求人ナビ」
アウトソーシング「期間工.jp」

どちらの会社も扱っている求人や待遇はほぼ同じなので、好きなほうを選びましょう。

僕はどちらも登録していますが、2社ともかなり丁寧に対応してくれました。

ただ、親身になってくれるのはどちらかというと日総工産かな、という印象です。

いずれにしても、大手派遣会社からの応募なら失敗することもないでしょう。

求人の説明を受けて「自分に合わないな…」と思ったら登録だけして応募はしない、ということもできるので、気軽に登録してみてください。

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