期間工を始めようか悩んでいるんだけど、「こんなやつは期間工辞めとけ」ってある?失敗しないためにも、向いていない人の特徴を知っておきたいです。
上記の疑問にお答えします。
期間工だけにかかわらず、仕事には向き・不向きがあります。できることなら、「自分に向いているであろう仕事をやりたい」と考える方が大半だと思います。
しかし、期間工はほかの仕事に比べて、なかなか職場の環境や仕事内容をイメージしにくい仕事です。周りに期間工として働いている知り合いがいない限り、自分に向いているかどうかの判断もしにくいですよね。
そこで、この記事では元期間工の僕が「こんな人は辞めとけ!」と思う期間工に向いていない人の特徴を紹介します。3分くらいで読める記事なので、ぜひご一読ください。
もくじ
こんな人は辞めとけ!期間工に向いていない人の5つの特徴
仕事の向き不向きは人それぞれ。期間工に向いている人もいれば「いやいや、こんな人は辞めとけ!」という人もいます。
では、どんな人が向いていないのか?期間工に向いていない人の特徴は下記の5つです。
期間工に向いていない人の特徴
- 貯金ができない人
- 期間工を辞めたあとのビジョンがない
- 過去にデスクワークしか体験したことのない人
- 黙々と作業するのが極端に苦手な人
- 生活環境にこだわりがある人
ちなみに、僕は上記のうち2と3に該当した状態で期間工を始めました…。そのあたりの体験談なども交えて、それぞれ紹介していきますね。
①貯金ができない人
貯金をせずに稼いだお金を後先考えずに浪費してしまう方もいますが、このような方には期間工は向いていません。
なぜなら、期間工は貯金できることが最大のメリットだからです。寮費や光熱費はほぼかかりませんし、手当などでまとまったお金が入るので1年で数百万貯めることもできます。
しかし、貯金ができないと期間工ならではのメリットを活かすことができません。「貯金をしない」ということは、期間工の大きなメリットをそのまま捨ててしまうということになるのです。
また、期間工はその名のとおり期間限定お仕事です。
ですから、遅かれ早かれ退職することになるわけですが、退職するときに貯金がないと次の仕事が決まるまでのお金に困ってしまいます。
「お金に困ったらまた期間工やればいいじゃん」と思うかもしれませんが、そうなるといつまでも期間工から抜け出せなくなることも。
そのため、貯金ができない方は期間工以外の選択肢を検討する、または「絶対に月に〇〇円は貯金する」といった覚悟を持って挑戦する必要があります。
②期間工を辞めたあとのビジョンがない
期間工は「お金を貯めてやりたいことがある」といった方にはとても最適な仕事です。
「腰を据えて就活する」「留学する」など目標は人それぞれですが、これらの目標は期間工として働いてお金を貯めることで達成できます。
一方で、目標がとくにない状態で期間工を始めてしまうと、辞めたあとに路頭に迷ってしまいます。そのため、期間工を辞めたあとにどうするか決まっていない状態で期間工を始めるのはおすすめしません。
目標なしで期間工を始めた僕の体験談
実は、僕は期間工を辞めたあとのビジョンがない状態で仕事を始めました。
というのも、貧乏すぎて家賃の支払いもままならず、寮費無料の仕事を探していたんですよね。将来の目標もなしで、まず現状をどうにかするために期間工を始めました。
問題なのはその後です。
仕事は続いたのですが、目標もとくに決まらないまま契約満了で退職日を迎えることに。その後はなんとなく就職しなきゃな〜と思いつつ、ダラダラと過ごしたまま期間工で貯めたお金も底を尽きました。そして2回目の期間工へ…。
このように、目標がないと僕のように結局また期間工に戻る、といったことになりかねません。期間工として有意義に働くためにも、辞めたあとのビジョンを持っておくことは重要です。
③過去にデスクワークしか体験したことのない人
過去に体を使わない仕事しかしてこなかった人は、期間工を始めるとつらい思いをするかもしれません。なぜなら、期間工はバリバリの体力仕事だからです。
怪我にはうるさいのでやたら重いものを持ったりすることはありませんが、ずっと立ちっぱなしですし、常に工具を持っているので手も疲れます。
もちろん、慣れればなんとかなります。ただし、慣れるまではきついので、すぐに辞めてしまう可能性もなくはありません。そのため、今まで体を使ってこなかった人はある程度の覚悟が必要です。
体を使う仕事をせずに期間工になった僕の体験談
僕は期間工を始める前、ずっとコールセンターで働いていました。デスクワークなので、体を使うことはほぼないです。重いものを持つ機会があるとすれば、せいぜい書類の束くらいでしょうか。
その状態で期間工を始めたのですが、、、正直、最初の1ヶ月はかなりきつかったです。
今まで仕事で体を使ってこなかったので当然ですが、毎日筋肉痛に悩まされる日々。仕事が終わった頃にはクタクタで、寮に帰ってからはご飯を食べてすぐ寝ていました。
僕の場合は1ヶ月〜2ヶ月くらいで慣れてきましたが、慣れる前に辞めてしまう人もいるだろうな…と思いました。体力がなくても働くことは可能ですが、「慣れるまでは大変」なことは事実です。
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④黙々と作業をするのが極端に苦手な人
期間工の仕事は、基本的に毎日同じことの繰り返しです。
同じ工具を使って、見慣れた車体やエンジンなどに同じ部品を取り付けて…という作業が延々と続きます。3ヶ月もたてば、「もうこの仕事飽きたな…」と苦痛を感じることが多々あります。
そのため、同じ作業をコツコツ続けるのがいやだ、という方には向いていません。
逆に、一人で時間を潰すのが上手な方には向いています。
たとえば、僕は一人で時間を潰すのが上手なタイプなのですが、仕事をしながら
- 今日の夕飯を考えたり
- 今やってるゲームのことを考えたり
- 最近見たテレビの内容を振り返ったり
などを考えつつ、脳死で仕事していました。
文章にするとかなり馬鹿っぽいですが、黙々と同じ作業を繰り返す上では最適な過ごし方です。このように、脳死で仕事をすることに抵抗がある方は期間工以外の選択肢を検討したほうがいいかもしれません。
⑤生活環境にこだわりがある人
期間工を始める場合、近くに職場がない限りは用意された寮に住むことになるのですが、寮での生活環境が快適とは限りません。
たとえば、コンビニやスーパーがやたら遠かったり、駅までかなり距離があったりなど、不便な寮に割り当てられる可能性もあるわけです。
また、どの寮に入るかは運も絡んできます。
そのため、生活環境にこだわりがある方は「思っていたのと違う!不便すぎる!」といった理由で、早々と退職してしまうことも。このことから「駅近じゃないと無理」など、生活環境にこだわりがある方には向いていないといえます。
ちなみに、良い生活環境のなかで期間工をする方法として、「自分で家を借りる」という選択肢もあります。
とはいえ、期間工のメリットである寮費&光熱費無料を捨ててまで期間工を始めるメリットは薄いです。それなら、自分の家から通える仕事を探したほうが早いですね。
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挑戦するかどうかは自由。でも期間工ループだけは辞めとけという話
ここまで期間工に向いていない人の特徴を紹介しましたが、「多分自分には向いていないけれど、環境的に期間工しか選択肢がない…」という方もいるのではないでしょうか。
僕も期間工に向いていないタイプではありますが、なんだかんだ2年くらいは続きました。挑戦するのは自由なので、悩んでいる方は勢いで始めてみるのもいいでしょう。
ただし、ひとつだけ忠告があります。それは「期間工ループだけは辞めとけ」という点です。
期間工ループとは、何度も期間工を繰り返すことを指します。たとえば、以下のようなイメージです。
- いすゞ→トヨタ→日産
- マツダ→三菱→ホンダ
上記のように、期間工ループを続けているとそのうち詰みます。なぜなら、期間工として働けなくなったとき、転職先に困るためです。
期間工ループの危険性【まじで辞めとけ】
期間工は慣れると楽なうえに高収入な仕事です。下手な会社で正社員になるよりも稼げます。
しかし、期間工の仕事で得たスキルは期間工以外の職場で役立つことはほぼありません。
ですから、いざ期間工として働けなくなったときは、スキルなしでできるような工場での単純作業など、低賃金の仕事をせざるを得なくなります。
「期間工」という選択肢がある以上は大丈夫ですが、これから何年もずっと期間工の仕事があるとはいえないですよね。
倒産だったり、コロナの影響だったり、ふとした瞬間に期間工の仕事がなくなる可能性は十分あります。とくに期間工ループをしている方は、人生の路頭に迷うことになるでしょう。
そのため、期間工ループだけは辞めておいたほうがいいです。ダラダラと期間工を続けないためにも、期間工を始める際は「退職したあとの目標」を立ててから挑戦することをおすすめします。
ネットの「期間工は辞めとけ!」という情報は参考程度に留めておくべき
自分で期間工の情報を発信しておいてアレなのですが、、インターネット上の「期間工は辞めとけ!」といったネガティブな情報はあくまで参考程度に留めておきましょう。
というのも、実際のところは自分自身で体験してみないと分からない部分が多いためです。
たとえば、「〇〇の期間工はめっちゃきついらしい」などの情報がネット上にあったとしても、それはその情報を発信した人の感想に過ぎません。
ですから、「ネットにはこう書いてあったけど、実際はそんなことなかったよ」なんてこともよくあります。
参考にするのは構わないですが、情報を鵜呑みにしすぎて行動できなくなってしまうと、いつまでも現状は変わりません。
自分が期間工に向いているか向いていないかは、挑戦してみて初めて分かることです。そのため、迷っているなら勢いで期間工に挑戦してみるのも全然ありですよ。