期間工って体力ない人は無理?期間工は高収入だし気になってるんだけど、体力に自信がないから不安…。
上記の疑問にお答えします。
期間工は短期間でたくさんのお金を稼げる仕事です。ただ、その一方で「めっちゃ体力を使いそうだし、きつそう」というイメージが強い仕事でもあります。
もちろん、待遇はいいので挑戦したいところですが、いざ検討するとなると
- 体力ないけれど大丈夫かな?
- 力があるわけではないので仕事できるか不安…
など、体力面についての不安を抱えて、中々一歩を踏み出せていない方もいるのではないでしょうか?
そこで、この記事では体力に自信なし&ヒョロガリで期間工として働いていた僕が、実際に仕事していてどうだったか、また、体力がない人が期間工を始める際の注意点について紹介します。
数分程度で読めますし、体力面や仕事面の不安を解消できますので、ぜひご一読ください!
もくじ
期間工は体力がない人でも働ける
「期間工は体力ない人でも働けるのかどうか」についてですが、結論からいうと、体力に自信がない人でも期間工として働くことは可能です。
実際、僕は体力に全く自信がなく、筋肉も全然ないようなヒョロガリだったのですが、合計で約2年半ほど期間工として働いていました。ちなみに、入社当時の僕のスペックはこんな感じです。
入社時のスペック
- 身長173cmで体重54Kgのヒョロガリ
- 長年コールセンターで働いており体力は全くない
- 近所のスーパーに買い物に行くだけで疲れるレベル
- 普段運動はせず超インドア。そもそも体動かすの好きじゃない
スペックだけ見ると、「なんでお前期間工になったんだよ」ってレベルですが、当時は経済的に困窮しすぎており、高収入に釣られて挑戦しました。
そして、いざ期間工になって配属された部署は、特にきついと言われる「組み立て工程」。
配属先の部署を聞いた瞬間は絶望していましたが、仕事に段々慣れてくるに連れて体力面での不安は無くなり、最終的には約2年半も働くことになりました。
もちろん、最初は筋肉痛などに悩まされますが、「無理」というレベルではありません。体力に自信がない方でも挑戦してみる価値は大いにあるといえます。
やたらと重いものを無理矢理持ったりすることはない
期間工は「仕事がきつい」というイメージが強く、「重いもの運ばされたりするのかな…」と思われがちです。
しかし、期間工の仕事では、やたらと重いものを手で運ばなければいけないような場面はないので安心してください。
そもそも、期間工の仕事は原則として怪我をしないように配慮されています。なぜなら、自動車メーカーも期間工に怪我をされると、大きな責任問題になるためです。
特に重量物の扱いは怪我の原因としても多いので慎重に扱われており、基本的には小型クレーンのような機械で運ぶような仕組みになっています。
そのため、重量物を手で運ぶようなことはありません。むしろ、無理矢理手で運ぼうとすると怒られます。
ただし、5kgくらいの微妙に重い部品などを手で運ぶ機会はあるので注意。重量物とまではいえませんが、意外と疲れるので慣れるまでは大変かもしれません。
体力がないと期間工の仕事は慣れるまでつらいかも
期間工はそこまで体力がなくても務まりますが、慣れるまでの期間はやはり辛いです。
基本的には立ちっぱなしですし、ずっと工具を持っているので腕も疲れます。また、仕事に慣れないうちは作業スピードも遅いので、部品を取りに走らなければいけない場面も場合によってはあります。
とはいえ、慣れれば問題ありません。仕事も覚えて体も慣れてくると、最初の頃に比べて身体的な疲労は無くなります。
ちなみに、慣れるまでの時間は人それぞれで異なりますが、僕の場合は約1ヶ月半程度で慣れました。慣れるまでの具体的な経過は以下のとおりです。
- 最初の1週間:毎日筋肉痛、家に帰って風呂と食事を済ませたら即寝る
- 2週間目:まだ筋肉痛に悩まされる。なんとなく仕事を覚えてくる
- 3週間目:最初よりも筋肉痛は軽減される。一人でも仕事をできるようになる
- 4週間目:体はだるいが筋肉痛はそんなにない。仕事に少し余裕が出る
- 1ヶ月半:筋肉痛はない。仕事も完全に覚えてかなり余裕が出る
上記のように、仕事を始めてから1ヶ月半経ったくらいには、身体的にも仕事の面でも慣れてきて、体力面での負担はかなり軽減されました。
あくまでヒョロガリの僕の場合なので、他の人ならもう少し早い段階で慣れるかもしれません。
体力を使わない仕事もあるが配属されるかは運次第
期間工の仕事のなかには、比較的体力を使わない仕事もあります。たとえば、以下のような仕事です。
- 検査:ラインで作られた製品に問題かないか確認する仕事
- ピッキング:必要な部品(ボルトなど)を台車などに集めて運ぶ仕事
- フォークリフトの運搬作業:重量物などをフォークリフトで運ぶ仕事
上記のような仕事はそもそも体を使う機会が少ないので、体力的な負担は少ないです。
ただし、入社後に配属される部署は会社が決めているため、体力的に楽な仕事をできるかどうかは完全に運。あまり大きな期待はしないほうがいいかもしれません。
体力のない人が期間工に挑戦する際の注意点
ここからは、「体力はないけれど期間工に挑戦したい!」という方に向けて、実際に仕事をする際の注意点を紹介します。
体力のない人が期間工として働く際の注意点3つ
- 靴の中敷を用意しておく
- 期間工の仕事に慣れるまで湿布は切らさないようにする
- どうしても体力が持たないなら素直に相談する
それぞれ、順番にみていきましょう。
靴の中敷を用意しておく
期間工として入社する際は、最初の研修で仕事用の制服、安全靴が支給されます。
安全靴とは、つま先の部分がガチガチに固くなるように作られている靴のことです。部品などが足に落下しても安全靴を履いていれば怪我を防ぐことができます。
しかし、安全靴は足が疲れやすく、長時間履いていると足の底が痛くなってくるのがデメリットです。
そのため、安全靴が支給された際は、必ず靴の中敷を用意しましょう。靴の中敷を敷くだけで足腰への負担や疲れを大幅に軽減できます。
ちなみに、靴の中敷の値段は300円〜数千円とピンキリですが、あまりケチらずにできるだけ品質の良い中敷を購入するのがおすすめです。
ペラペラの中敷と品質の良い中敷では、仕事が終わったときの足の疲れが全く違います。僕は最初にケチってペラペラの中敷を買ったのですが、効果が薄く、すぐに良い中敷に買い替えました。
期間工の仕事に慣れるまで湿布は切らさないようにする
普段から運動をしていない方が期間工を始める場合、必ずといっていいほど筋肉痛に悩まされます。
仕事にある程度慣れるまで筋肉痛は続くので、できれば湿布を買い込んでおき、切らさないようにしておくといいでしょう。
なお、僕も筋肉痛に悩まされてさまざまな湿布を試しましたが、おすすめなのは「フェイタス」です。14枚で1,580円と微妙に高いのがネックですが、個人的にはかなり効果を感じられました。
どうしても体力が持たないなら素直に相談する
人によっては期間工の仕事に慣れることができず、「もう体力的に限界…!」と感じる瞬間がくるかもしれません。
このように、どうしても体力的に厳しいときは、素直に社員の方に相談してみてください。
タイミングにもよりますが、相談することで今よりも体力の負担が少ない行程に変えてもらえる可能性もあります。
ただし、行程を変えてもらえるかどうかは運も絡んでくる、という点は覚えておきましょう。
体力がない人は部品メーカーの期間工も検討しよう
期間工といえば、TOYOTAや日産などの自動車メーカーでの期間工をイメージしがちですが、実は自動車の部品を作るメーカーの期間工も存在します。
自動車メーカーの期間工は大きな車を作っているということもあり、それなりの体力を使います。しかし、部品メーカーの期間工は、自動車につけるパーツや部品などを作る仕事なので、自動車メーカーの期間工よりも体力的には楽であることが多いです。
そのため、「体力に自信がない…!でも高収入の期間工は気になる」といった方は、部品メーカーの期間工も検討してみましょう。体力的な負担が少ないので、女性にもおすすめです。
部品メーカーの期間工は自動車メーカー並みに高収入
TOYOTAなどの自動車メーカーは、よく「今なら入社祝金〇〇万円支給!」といった広告が多く、高収入なイメージがありますが、部品メーカーも体力の負担が少ない割には自動車メーカー並に稼ぐことができます。
実際に、部品メーカーとして人気な3社の1ヶ月の給料の目安を比較してみました。
メーカー | 1ヶ月の給料の目安 |
トヨタ紡織 | 31万円〜33万円程度 |
アイシンAW | 30万円〜32万円程度 |
ジヤトコ | 30万円程度 |
上記のとおり、部品メーカーの期間工でも30万円程度なら普通に稼ぐことができます。
さらに、上記の3社は入社祝金や6ヶ月ごとに「満了慰労金」も支給されるので、年収としては400万円以上稼ぐことも可能です。「体力に自信がないけれど稼ぎたい!」という方は、ぜひ検討しておきましょう。
体力がなくても期間工の仕事は慣れる!ただし最初はかなり疲れる
期間工の仕事で重要となるのは「慣れ」です。
体力がなくても仕事に慣れてしまえばこっちのもの。1ヶ月〜2ヶ月くらい仕事していれば、体も慣れてきて身体的な負担も少なくなってきます。
ただし、慣れるまでは筋肉痛に悩まされますし、何よりかなり疲れるので、どうしても不安な方は部品メーカーの期間工も選択肢のひとつとして考えておきましょう。
また、この記事で紹介したメーカー意外にも、工場系の仕事で稼げる求人は多いです。特に軽作業系で高収入の求人はよく出回っているので、選択肢を期間工に絞らず、自分の体力に適した仕事を探してみるのもいいかもしれません。